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令和6年能登半島地震 日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)活動報告

この度の石川県能登地方を震源とする地震で犠牲となられた方々に謹んでおくやみを申し上げるとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
震災発生後、日本栄養士会の災害対策本部から食事等の物資提供を目的とした緊急災害支援車両の出動要請があり、1月5日(金)に、当院からは栄養診療部 栄養主任の小出管理栄養士が派遣され、鈴鹿医療科学大学の栄養士の大槻先生とともに現地に向かいました。

緊急災害支援車両「JDA-DAT河村号」
搭載されているキッチンボックス

本活動では、現地に向け出発した「JDA-DAT河村号」を1月6日(土)、被災地へ引き渡し、別の災害支援車両にて2日間、各避難所や病院の訪問、物資提供を行いました。
1月8日(月)に石川県栄養士会と今後の業務調整をしたのち、帰宅しました。

支援物資の積み込み
ミーティングの様子

現在、当院では、新たな管理栄養士の出動に向けて調整中です。
今後も必要に応じて被災地の支援を提供できるよう努めてまいります。

JDA-DATとは
国内外の大規模災害発生地域において、避難所、施設、自宅、仮設住宅等で被災者に対する栄養・食生活に関わる支援活動ができるよう専門的なトレーニングを受けた支援チーム。
東日本大震災をきっかけに、迅速な被災地での栄養・食生活支援活動の必要性が認識され、2012年に設立。

小出管理栄養士のコメント

今回、日本栄養士会の一陣として能登半島地震における支援活動に出動し、災害支援車両の移送、石川県栄養士会の災害拠点の立ち上げ支援、避難所への物資搬送等、支援の初期活動を行いました。
今後のフェーズの変化にあたり継続した支援活動が行えるよう準備したいと思います。

三重大学病院は、万が一の災害時に地域の救急医療を担う「災害拠点病院」に指定されています。
災害発生時に、災害による負傷者への対応だけでなく、入院患者さんの医療を継続するという複数かつ重要な役割を適切に実行できるよう、当院では平時から様々な取り組みと準備を行っています。
Online MEWS「医療と防災」では、当院の防災対策やみなさんに役立てていただける防災のヒントをお伝えしています。

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