はたらく@三重大学病院

職員の健康をサポートする「料理教室」

三重大学病院では、自炊はあまりしないという職員に向けた「料理教室」が開かれています。時間をかけず、簡単に作ることができるレシピを紹介し、健康作りに役立ててほしいという想いから始まったこの料理教室。今後はさらに充実したプログラムを目指しているようです。
「職員幸福度向上ワーキンググループ」の事務を担当する、紀平総務課副課長がご紹介します。

三重大学医学・病院管理部

総務課副課長紀平敬志

職員の健康を支える料理教室

三重大学病院で行われている職員向けの料理教室は、「職員の健康を維持するためには食事が重要!」との考えから、2023年度に栄養診療部職員幸福度向上ワーキンググループが共催で始めたものです。

普段、自炊をしないという職員にも料理に触れてもらい、日常の生活に取り入れてもらうことで、健康に過ごしてほしいという目標があります。

シンプル・時短・おいしい

この料理教室で取り上げるレシピは、シンプルかつ短時間で調理可能、なおかつ栄養バランスとおいしさをかなえるものとしています。

健康に良いからと手間のかかるものではなく、自炊に慣れていない職員、料理に時間を取りにくい職員にも取り入れてもらいやすいように、また、料理が得意な職員も作りたくなるようなレシピを栄養診療部が毎回準備してくれます。

会場は、キッチンスタジオとして、普段は患者さんやご家族向けの栄養教室などを行っているグルメディカルスタジオ。三重大学病院の職員であれば、職種や雇用形態に関わらず参加可能です。

直近の料理教室では・・・

レシピ考案と講師を務めた朝倉管理栄養士

この料理教室の第二回目として開催された、8月2日(金)の「調理レベル1(初級) 職員対象簡単料理教室」を例にその様子をご紹介します。

この回には、栄養診療部の朝倉管理栄養士を講師に、医師、看護師、薬剤師、事務職員および教員と、さまざまな職種から16名の参加がありました。

メニューは、朝倉管理栄養士考案の「豆乳たんたん風サラダ麺」、「ザーサイおにぎり」、「杏仁豆腐」。参加者は2班に分かれ、自己紹介の後、朝倉管理栄養士から調理の説明を聞き、肉みそ作りやキュウリの千切りなど、和気あいあいと協力しながら料理に取り組みました。

池田病院長も参加した試食会では、参加者は自分たちが作った料理に舌鼓を打ちながら、普段仕事では接することが少ない職種の職員と交流も深めていました。

当日、参加者からは、「皆でわいわいと料理ができて楽しかった」、「とても楽しく、勉強になる料理教室だった」、「普段接点のない職種や年代の職員と話ができ、楽しいイベントだった」などの感想が上がっていました。

また、後日、「料理教室で教わった料理を自宅でも作った」という声が、講師を務めた朝倉管理栄養士のもとに複数寄せられており、「料理に触れてもらう」という教室のねらいのひとつが、早速成果として表れてきています。

次回もお楽しみに

このように、料理を学ぶだけでなく、料理教室は、職員同士の交流や息抜きにもつながっています。

次回は、11月~12月頃に開催予定です。今回の参加者の声を参考に、より充実した運営や栄養診療部によるメニューの考案などの準備を進めていきますので、ぜひ、料理に挑戦してみたいという職員の皆さんの参加をお待ちしています。

三重大学病院では、職員の幸福度向上に向けて、今後も様々な取り組みを進めていきます。

「はたらく@三重大学病院」では、働く場という視点で三重大学病院の取り組みをご紹介します。当院が理念に謳う「信頼と安心が得られる地域医療の拠点」として、質の高い医療を提供し、社会に貢献していくためには、スタッフが誇りと安心を感じつつ、それぞれの力を発揮できる職場である必要があります。そのための取り組みはもちろん、採用情報や研修制度など、いろいろな切り口で話題をピックアップしていきます。

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