「小女子」こうなご 骨ごと食べられる魚の代表格です!
- 2023-3-30
- 健康レシピ
小女子は「いかなご」の稚魚の事で主に東日本の呼び方です。西日本では主に新子と呼びます。2、3月になると水揚げされた小女子は、塩茹して天日干しされ、浜一面に敷き詰められた真っ白な風景は、春の風物詩です。
小女子の栄養素はカルシウム、ビタミンB12などが豊富に含まれています。カルシウムは、骨や歯の主な構成成分です。ビタミンB12は赤血球の形成やたんぱく質の合成など体内の様々な働きに関わっています。
代表的な料理に、生の小女子を煮た「くぎ煮」があり、甘辛い佃煮は米飯が進みます。食べ過ぎには、食塩も気になるところです。また、釜揚げした小女子はかき揚げ、天ぷら、ピザなどに利用し、天日干しした小女子は炊き込みご飯、チャーハン、炒め物、サラダなど幅広く調理に活用できます。
ちなみに、しらすは「いわし」の稚魚です。小女子漁が過ぎた桜の咲くころにしらす漁が始まります。
管理栄養士 若林咲・服部雅子