
検査部 下仮屋 新技師長
効果的で的確な診療に欠かせない検査。三重大学病院で行われているほとんどの検査の手配や実施を担っているのが検査部です。そして、これらの検査を行うのが臨床検査技師です。
この度、その臨床検査技師のリーダーとなる技師長が新たに就任しました。コテコテの関西人という下仮屋技師長から、就任に際してどんなVOICEが聞けるでしょうか?(インタビューは仕事モードでした。)
それ行け!三重大学病院。それ行け!下仮屋新技師長。患者さんに安心して検査を受けていただくために。
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臨床検査技師長 | 下仮屋 雄二 |

今回就任した検査部の検査技師長とは、どのような役割を担っているのですか。
検査部の実務代表として、他部門や各診療科との交渉や連携を主導する役割があります。また、部内では検査業務の運営を円滑に行えるように人員や設備の管理、運営方針の立案を担っています。
管轄する領域は、検体検査部門、遺伝子検査部門、細菌検査部門、生理機能検査部門、採血室となります。
そんな検査技師長として、今後の抱負を聞かせください。
私は、三重大学病院には2009年4月に入職しました。それまでは大阪府の南大阪病院と三重県の名張市立病院で勤務し、組織体制や規模の異なるところで検体検査を中心に多くの検査に関わってきました。これからもこの経験を活かして、検査部の円滑な運営を行っていこうと考えています。
具体的には、迅速で精確な検査の運用を通じて、病院全体に貢献することと大学病院に相応しい検査体制を構築することが抱負です。
そのために、特に力を入れていきたいことはありますか。
ひとつは、一部外部委託している検査の院内実施を進めることです。それにより、コストの効率化を行うとともに、検査の実施から結果までの時間を短縮して診療の効率化も図っていきたいと考えています。
また、高いレベルでの検査を実現するための人材育成として、認定資格取得の援助や学術活動の支援、学位取得のための体制づくりなどを行っていきたいと考えています。
新しい検査技師長として、患者さんにメッセージをお願いします。
三重大学病院の検査部は、臨床検査における技術能力を審査する国際規格 ISO 15189に認定されており、高い検査の技能と品質が証明されております。患者さんに安心して検査を受けていただけるように日々努力しておりますので今後ともよろしくお願いいたします。

検査部
臨床検査技師長 下仮屋 雄二
両親が鹿児島出身のため、めずらしい苗字になっています。育ちは大阪の下町ですので、こてこての関西人です。仕事も関西のノリで明るく取り組むように心がけています。
現在の趣味はスポーツジムに通ってウエイトトレーニングをすることです。同級生に太ったことを馬鹿にされたので見返してやりたいと思い始めた運動ですが、いつのまにか身体を鍛えるのが快感になってしまいました。今後も自身の健康にも気を配りながら、患者さんの健康のために貢献していきたいと考えています。
医療スタッフや事務職員、外部委託のスタッフを含め、三重大学病院の日々の運営に携わるのは、総勢約2500人。表から、裏から様々な形で関わるその一人ひとりの力や想いが、平常通りの診療を支えています。
安全な診療、優れた診療、質の高い診療、いずれも技術や設備だけでは成し遂げられません。
VOICEのコーナーでは、いろいろなスタッフの声を通して、三重大学病院の診療に欠かせない「人」としての側面をお伝えします。