VOICE

新人薬剤師のみなさん

薬剤部の新人薬剤師たち
(後列左から)平野 渉さん、西森 千紗さん、伊藤 ほのかさん、前山 耕規さん
(前列左から)倉田 眞央子さん、松谷 紗里さん、山下 裕子さん

2024年の春、三重大学病院には約250名の仲間が新たに加わりました。その多くを占めるのが新卒で入った文字通りの新人さん。
すでに5ヶ月が経ち、それぞれの所属部署でどうしてるのかな・・・。話を聞きたくて、今回は薬剤部のドアをノック。居合わせた新人薬剤師にインタビューしてきました。
それ行け!三重大学病院。それ行け!新人薬剤師たち。患者さんを支え、患者さんから頼られる薬のプロを目指して。

「薬剤師を目指したきっかけ」と「どんな薬剤師を目指しているか」聞かせてください。

倉田

周りに医療関係で働いている方がいて、仕事外でも患者さんと話し、感謝の言葉をもらっている姿を見ることがありました。私も患者さんと良好な関係を築き、医療の面からサポートしていきたいと思うようになりました。

目指すのは、処方から治療を想像し、様々な可能性を考えられる薬剤師。患者さんと良好な関係を築き、患者さんの治療に対する不安を少しでも取り除けるように努めたいです。

西森

母が看護師で小さい頃から医療職に就きたいと思っていました。その中でも薬について専門を極めたかったため、薬剤師を目指しました。

日々、知識を吸収し、患者さんに最新の医療を届け、患者さんとその家族に信頼される薬剤師になりたいと思います。

平野

どんな病気でも治療の多くは、薬を用います。その薬の適正使用に携わる薬剤師はかっこいいなと思い、薬学部に進学しました。

薬のことを聞かれたら、何でも答えられるような薬剤師になりたいです。

前山

高校1年生の時に祖父が亡くなったことです。薬を飲んでいれば助かっただろう命でしたが、祖父は飲んでいませんでした。それをきっかけに、薬の重要性を自分で発信したいと思い、薬剤師を目指しました。

一人でも多くの患者さんに薬の重要性を理解してもらえるようになること。また少しでも必要とされる薬剤師になりたいです。

松谷

小学生の頃に、薬剤師という職業に漠然とした憧れを抱きました。高校生の時、医師と患者さんの架け橋となり、両者を薬学的観点からサポートできる唯一無二の職業だと知り、目指すことを決めました。

患者さんとの信頼関係を築き、話しやすいと思われる薬剤師になりたいです。そして、患者さんに、服薬目的をきちんと理解した上で、安心して服用してもらいたいです。

山下

薬を作る研究者になって、目の前の人だけでなく世界の人を救いたいと思って薬学部に入りました。しかし、家族が入院した時に、薬剤師の先生の働きに感動し、またチーム医療に携わる姿がとてもかっこよく見え、薬剤師を目指すようになりました。

患者さんはもちろん、そのご家族にも寄り添い、質の高い医療を提供できる薬剤師を目指したいです。将来的には、科学者の視点と専門家としての知識や技量を兼ね備えたファーマシスト・サイエンティストを目指しています。

入職から約4ヶ月。プロとして働くことは思っていたより大変だった?

倉田

患者さんの円滑な治療のために、薬学的な知識だけでなく、様々なことを考慮して業務を行うことや、薬剤師として薬の違いなどを理解した上で代替案を提案することは、まだまだ難しいです。

西森

処方箋を見てどのような治療を受けているかを推測し、用法用量や流速などが正しいか、瞬時に判断する力を求められる点が、今の自分ではまだ知識が不十分だと感じます。

平野

処方の内容に間違いがないかを調べる“処方鑑査”を終えると、そのまま患者さんにお薬が投与されるので、そのことを頭に入れながら間違いなく処方鑑査をするときに、思った以上の緊張感の中で行っています。

松谷

高い専門性が問われるのは承知で、そのために学生時代から勉強に励んでいましたが、臨床現場では、想像以上に的確で素早い対応能力が必要であることを感じました。

山下

人の命を預かることの重みと大変さを日々感じながら働いています。一方でそれをやりがいとして感じることのできるまで、様々なことを経験し、学びを深めたいです。

この数ヶ月で見つけた「三重大学病院の好きなところ」は?

倉田

最先端の医療を行っているため、最新の薬物治療について学ぶことができること。

西森

特定機能病院ということもあって、高度で最新の医療に薬剤師として関わることができるところ。

平野

後輩の育成やレジデントの教育など、教育面がとても充実しているところ。

前山

病棟12階の四季折々からのオーシャンビューが最高です。

松谷

気の合う同期とたくさんの知識を吸収できる先輩が常にいる環境で働けるところ。

山下

多職種がお互いを尊重し、つながりを持って働いているところです。挨拶一つでもとても気持ちの良い気分になれます。

10年後の自分に何か一言!

倉田

初心を忘れず、頑張ってください!

西森

毎日新しいことを学び、慣れようと努力している中、学ぶことが多くて消化不良を起こす日もあるけれど、日々知識を積み重ねることで、少しでも患者さんに安心、信頼してもらえる薬剤師になれると信じている。10年後もこの同じ気持ちで頑張ってほしい!

平野

資格取得や後輩の育成に力いれてますか?後輩は大切に育ててあげてください!

前山

年齢的に管理職を任せられるような存在になっていると思いますが、日々精進を忘れず頑張ってください!

松谷

患者さんに頼られる薬剤師になれていますか?

山下

持ち前の粘り強さで努力を重ねて専門を極め、患者さんに寄り添うことのできる薬剤師になっていてください。医療の最前線で活躍していることを願っています!

新人薬剤師の横顔

倉田さんの横顔

三重県出身。趣味は愛犬の写真を撮ることと映画鑑賞。好きな食べ物はナスで、苦手なのは栗。

西森さんの横顔

三重県出身。好きな食べ物は麻婆豆腐とコーヒー。嫌いな食べ物は魚介類。バレーボール鑑賞が趣味。

平野さんの横顔

6月生まれの三重県出身。趣味はサッカー観戦。好きな食べ物は炒飯。基本何でも食べます。

前山さんの横顔

奈良県大和郡山市出身。好物はお寿司。趣味は、野球、釣り、ドライブ。

松谷さんの横顔

三重県出身。休みの日に料理をすることを楽しんでいます。好きな食べ物は、お寿司とアサイーボウル。

山下さんの横顔

岐阜県各務原市出身。三重県は祖父の出身地ですが、私にとっては初めましての土地です。大学時代にはショウジョウバエを用いた睡眠の研究に熱中。本屋さんに行くのが大好き。日本人の9割が好きらしいカレーライスが苦手です。

医療スタッフや事務職員、外部委託のスタッフを含め、三重大学病院の日々の運営に携わるのは、総勢約2500人。表から、裏から様々な形で関わるその一人ひとりの力や想いが、平常通りの診療を支えています。
安全な診療、優れた診療、質の高い診療、いずれも技術や設備だけでは成し遂げられません。
VOICEのコーナーでは、いろいろなスタッフの声を通して、三重大学病院の診療に欠かせない「人」としての側面をお伝えします。

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