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新人職員と病院関係者による「消火訓練」

新年度がスタートし、当院にも新たに多くの職員が加わりました。当院は職員の防災意識の向上を図ることを目的とし、毎年新人職員を対象とした「消火訓練」を実施しております。

火災はいつ、どこで発生するかわかりません。病院で働く私たちは、患者さんや職員の人命の保護、病院機能の維持等のため、万が一の事態にも冷静に素早く初期対応できることが求められます。

「医療と防災」の34回目は、4月2日に実施した新人職員および病院関係者を対象とした消火訓練についてご報告します。

新人職員約130名が参加

訓練には、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士など、この春に入職した新人職員約130名が参加しました。

はじめに、座学にて最新版のマニュアルを使用し災害対策の基本知識を学んだあと、実際に消火器と消火栓を使用した初期消火訓練を体験しました。

訓練では火災発生時の初期消火を想定し、津北消防署の協力のもと、まず訓練用の水が入った消火器を使用した消火活動を体験しました。消防署員から「安全ピンを抜く」「ホースを向ける」「火元を狙う」という基本動作の指導を受けながら、火元に見立てた赤コーンをめがけて消火を行いました。

次に行ったのは、消火栓からの放水訓練です。ホースから出る水圧の強さに戸惑い一人では支えきれないような場面もありましたが、当院のエネルギーセンター(日本空調サービス)の職員からホースの握り方や姿勢の説明を受け、全員が壁に向けての放水を体験し、そのコツを学びました。

参加者からは「訓練を通じ、消火器具の扱いや水圧のすさまじさを実感し、有事の備えの重要性を学びました。この貴重な経験で得た“落ち着いて行動する意識”を大切に、患者さんの安全を守れるように精進していきたいです」、「南海トラフ地震のような大きい災害が起きた際でも、こうした訓練を思い出し少しでも慌てずに行動したいです」などの声が寄せられました。

訓練を通じて、参加者一人ひとりが消火器、消火栓の操作方法を習得し、防火意識及び初期消火能力を高めるとともに、有事における備え、冷静な行動の重要性も併せて学ぶことができたようです。

病院関係者も消火訓練に参加

また、昨年に続き希望する病院関係者も参加できる時間を設け、医師やメディカルスタッフ、事務職員などの職員が普段の業務の中では触れることのない消火器や消火栓の操作を実際に体験しました。

火災発生時の被害の拡大防止に向けた初動対応力を高めるためには、職員一人ひとりが消火設備の取扱いを確実に習得し、火災発生時に迅速かつ冷静に行動できる体制を整えることが不可欠です。

当院は今後も新人職員や一般職員への継続的な訓練の実施により、防災意識の維持・向上を図り、安全で安心な医療環境の確保に努めていきます。

災害対策推進・教育センター 担当:[清水]

三重大学病院は、万が一の災害時に地域の救急医療を担う「災害拠点病院」に指定されています。
災害発生時に、災害による負傷者への対応だけでなく、入院患者さんの医療を継続するという複数かつ重要な役割を適切に実行できるよう、当院では平時から様々な取り組みと準備を行っています。
Online MEWS「医療と防災」では、当院の防災対策やみなさんに役立てていただける防災のヒントをお伝えしています。

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