
カテゴリー:ミライの医療研究室
三重大学病院は、大学に付属する病院。よって、診療を行う医師たちは、同時に医療の発展に寄与しようとする研究者でもあります。また、大学の大学院医学系研究科には、もっと先の医療を見据えた基礎研究を行う研究者も多くいます。
Online MEWSの「ミライの医療研究室」では、未来の医療に一石を投じたいと行われている様々な研究をご紹介します。
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次世代のがん治療法の開発を目指して ― 複合的がん免疫療法の研究開発 ―
今回は、免疫をテーマに次世代のがん治療法の研究開発を行う三重大学大学院医学系研究科「個別化がん免疫治療学講座」の宮原慶裕教授の研究室を訪ねました。がん免疫療法に関わる3つの領域で研究を進め、副作用が小さく、さらに治…詳細を見る -
脳アミロイド血管症の新たな検査法 ―世界の認知症リスク軽減を目指して ―
厚生労働省によると、国内の認知症の発症者数は今後も増え続け、2040年には高齢者のおよそ15%にあたる584万2000人になると予測されています。こうした傾向は、日本のみならず、高齢化が進む国々共有の課題です。当院…詳細を見る -
デジタル技術を用いた新たな心不全管理に関する研究
医療の研究においては、「病気を治す」とともに、「悪化を防止する」ということが非常に重要なテーマになる領域があります。その一つが、現在、罹患者数が急増している心不全です。現在の医学では完治させることが難しい心不全につ…詳細を見る -
新興・再興感染症から人類を守りたい-次世代型ワクチンの作製-
今回取り上げるのは、三重大学大学院医学系研究科 感染症制御医学・分子遺伝学分野の野阪哲哉教授が進める次世代型ワクチンの研究です。ワクチンと言えば、新型コロナウイルス感染症でも注目されたように、感染症の予防や重症化リ…詳細を見る -
非アルコール性脂肪肝炎-病態悪化の謎を解明-
第2回目の今回は、三重大学病院の消化器・肝臓内科の科長で、三重大学大学院医学系研究科の消化器内科学の中川勇人教授の研究をピックアップ。この研究は、中川教授の他、東京大学医学部附属病院消化器内科の川村聡特任臨床医、松…詳細を見る -
不安行動を軽減させる腸内細菌の追求
第1回目の今回は、三重大学医学部医学系研究科の島田康人講師が、同教育学部理科教育講座の市川俊輔准教授、同大学院地域イノベーション学研究科の臧黎清特任講師とともに取り組んだ、腸内環境が行動に与える影響についてです。島田講…詳細を見る